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ちょっと危険な用語辞典 |
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TA<てぃー・えー>(Terminal Adapter) 「アナログ端末機器をISDN(Integrated Service Digital Network=統合デジタルサービス通信網)に接続する際に使用する、端末接合装置。接合は「家庭内ローゼット」→「DSU(Digital Service Unit)」→TA(もしくはデジタル対応機器)の順で行われる。ちなみに、デジタル対応機器のみを接続する場合は、TAは不要である。ISDN登場初期には、20万円近い値札を付けていた。現在ではDSUを内蔵したタイプのTAが、実売価格5万円以下で入手可能になった。よい時代になったものである。なお、TAを選ぶ際には以下のような点に注意するとよいだろう。
(1)非同期・同期PPP変換機能をサポートすること
(2)グローバル着信禁止機能を持つこと
(3)停電機能をサポートすること
(4)ステイミュラスプロトコルに対応していること デバッガ<でばっが>(Debugger) プログラム内に潜む不具合(作成者の意にそぐわない動作、現象など)をバグ(bug)と称するが、デバッガとはその名の通りバグを駆除するための道具である。よって、特定のツールを指し示すものではなく、プログラム作成者が埋め込んだデバッグコードなども含めて、デバッグ環境全体をさして「デバッガ」と呼ぶことも多い。 ただ、最近のWindowsにおける統合型開発環境を念頭に置く場合には、単にデバッガと称するときには統合環境に付属のデバッグツール(通常はコードトレーサ)を指し示す。 参照:ice<あいす>、デバッグ<でばっぐ> 例:こんなバグだらけのデバッガが使えるかタコ。2秒で落ちるっちゅーねん。 |
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トロイの木馬(Trojan
Horse) 情報搾取、もしくは単なる破壊を目的としたプログラムの一種。ウイルスと同様に感染行為を行うが「感染」と言うよりは「入り込む」と言った方が正しく、ウイルスとは別物である。最近では、当初から埋め込まれた形を取り、正当無害なプログラムのように偽装されて配布されている事も多い。 トロイの木馬は、ターゲットにされたユーザーに対してメールなどに添付される形で送り付けられる。その添付されたロードモジュール(実行ファイル)等を不用意に実行すると、トロイの木馬は特定の実行形式ファイル(ロードモジュール)に入り込む形で侵入・同化する。侵入対象となるロードモジュールは、多くの場合通信ソフトである。通信ソフトが起動されてホストコンピュータに接続される時、同化したトロイの木馬はこっそりパスワードを盗み見する。そしてユーザーに気づかれないように掲示板などの不特定多数向けメッセージボード等を経由して、横取りしたパスワードを暗号化して掲載する。 トロイの木馬作成者は掲示板を常時監視しており、暗号化されたパスワードメッセージを見つけると復号して搾取する。一般の掲示板読者には、その暗号化されたメッセージの意味は分からないため問題は表面化しない。パスワードを盗用したトロイの木馬作成者は、そのパスワードを不正利用するケースが大半を占める。 破壊を目的としたトロイの木馬の場合は、難しいことなど何もない。ユーザーの操作や内蔵時計などをトリガとして破壊コードが起動し、すべてを破壊する。 |
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